抑うつ神経症とは

抑うつ神経症は、不安や気持ちの落ち込みなどのうつ状態が慢性的に続く神経症です。
治療には、抗うつ薬や抗不安薬などの薬物を用いることもありますが、応急処置的な症状緩和には効果をあらわすものの、根本的な解決にはなりません。

抑うつ神経症では精神分析療法(患者が持つ無意識の感情や心の動きを引き出すもの)などの精神療法を用い、うつ状態を引き起こした原因を探ることから治療が始まります。この原因をチェックし、取り除くことで回復をはかります。

抑うつ神経症と躁うつ病は、名前のとおり互いに似た部分を持つ病気ですが、医学的にその発生原因は異なるものに分類されています。

躁うつ病は内因性に分類され、その原因は明確ではなく遺伝的な要素や性格、体型などが関連していると考えられています。これに対し抑うつ神経症は「心因性」であり、その原因は比較的明確なことが多いのです。うつ状態を起こすきっかけとなる体験や出来事(仕事でのミスや挫折、経済的な損失や困窮、家族内の問題発生など)が見つけやすいということです。

一般的にその症状は、原因がはっきりしない内因性の躁うつ病と比べて、心因性の抑うつ神経症のほうが軽症です。
極端な睡眠障害や自殺企図など、重大な症状も少なくなります。

また、抑うつ神経症を発症しやすい性格があることも分かっています。他人への甘えが強い、失敗を恐れる、失敗に対し立ち直りができない、現実を好都合にとらえる、というような性格がこれにあてはまります。



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