多様な心の病
うつ病よりもわれわれに身近な心の病として、神経症があります。神経症はノイローゼとも呼ばれ、心因性の精神障害で、脳の障害やその他身体の病気などの原因ではありません。
世界保健機関(WHO)は、神経症を10種類に分けています。どのような神経症があるのかチェックしましょう。
<神経症の種類>
-不安神経症
-ヒステリー
-恐怖症
-抑うつ神経症
-神経衰弱
-強迫神経症
-心気神経症
-離人神経症
-そのほかの特異な神経症
-非特異型神経症
ひとくちに神経症と言っても多くの種類があることがお分かりいただけたかと思います。
この中で代表的なものについて、その症状を解説します。
「不安神経症」
実体の無い不安を感じ、ときに苦しみや死の恐怖にまで発展して、息苦しさや動悸と言った症状があらわれます。
「ヒステリー」
外部から不快な影響を受けて、歪んだ心が身体的な反応や神経的な症状としてあらわれます。一般的に世間で使われている「ヒステリー」の意味とはかならずしも一致しません。
「恐怖症」
高所恐怖症、閉所恐怖症、対人恐怖症、暗所恐怖症など、特定のものや条件に対して強い恐怖を感じる症状があらわれます。
「強迫神経症」
頭に不安なことや心配事が、湧くように出てきます。また、その考えを自分で制御することができなくなる症状があらわれます。
「抑うつ神経症」
ひどく落ち込んだり、焦りや不安を感じたりするうつ状態が続く症状です。
「離人神経症」
自分の経験していることに現実味を感じなかったり、自分の人格を完全に客観的にみるような自己喪失の症状があらわれます。

