精神療法について
心の病気(精神病)の治療は、薬物を用いる方法が主として行われていますが、病気によっては精神療法と言われる治療を行う場合があります。
例えば神経症の一種であるヒステリーの治療は、自由連想法を用いて精神分析を行なったり、催眠カタルシスと言う精神療法で感情を発散させたりすることがあります。
ヒステリーは自分の社会的な地位を有利にしたいという意識から、人前に出たときに限り急激な身体症状(卒倒など)や精神症状(健忘症)を発症してしまうというもので、女性特有の病気と考えられていたこともありましたが、現在では男性も発症することが知られています。
ここで、精神療法にどのようなものがあるか見てみましょう。
「精神分析療法」
現在多くの機関で用いられている治療法です。この治療法の根底にあるものは医師と患者とのコミュニケーションです。両者の間に信頼関係を築くことにより、本人も気づいていない病気の原因を引き出します。これにより無意識に抱えていたコンプレックスなど心の障害をつぶしていくという治療法です。
「自由連想法」
精神分析療法の一つです。患者に制限をかけず、ただただ思い浮かんだことをありのままに、編集することなく、そのままの順序で伝えさせるという方法です。これにより無意識の精神状態を浮かびあがらせることを狙ったものです。
精神分析療法、自由連想法は、オーストリアの精神分析学者のフロイトが考案したものです。
「催眠カタルシス」
睡眠療法とも言われます。精神の異常を引き起こした体験を呼び起こし、抑えつけてられいる感情
を解放することで、精神状態を軽くします。睡眠、暗示という方法で行い、神経症の治療によく用いられます。

