社会復帰に向けて
うつ病などの精神病により長期療養を余儀なくされ、一般社会から離れてしまった場合、精神病が回復しても社会復帰という壁があります。
いきなり社会生活に戻るのは困難ですし、そこで気分が落ち込んでしまい精神病を再発するおそれもあります。そのようなことを防ぐため、社会復帰を目指す人を支える「中間施設」というものが存在します。
中間施設がどのような働きをするのか、チェックしてみましょう。
中間施設はさまざまな種類があり、症状に合わせて選ぶことになります。
一時的な発作などにより家での処置が難しい場合は、ショートステイ施設という宿泊治療施設を利用します。症状が治まれば、デイ・ケア施設へ移ります。
一般的な生活が困難だったりアドバイスが必要な場合は、デイ・ケア施設を利用します。昼はデイ・ケア施設に入所し、夜は家に帰るというような利用方法です。これと昼夜逆転の方法で利用する場合、ナイト・ケアと言う場合もあります。
社会復帰のためのカウンセリングやアドバイスなどをするのは保健所・精神保健センターです。
基本的な生活の拠点がない場合、精神障害者福祉ホームを利用するという方法があります。
似たような施設に、普段の生活にもサポートが必要な人を支える、精神障害者援護寮というものもあります。
グループホームという中間施設は、他の入所者と共同で社会生活を送ることができる人を対象としたものです。他人と生活を送ることで、社会性を回復しようとするものです。
また、日常生活だけでなく、社会復帰のために職業訓練をサポートする施設もあります。
精神障害者通所授産施設や、精神障害者福祉工場がこれにあたります。

