うつ病の型別治療法
同じ躁うつ病でも、型が違えば治療法も異なってきます。ここでは単極型うつ病と双極型うつ病の治療法をチェックしましょう。
<単極型うつ病の治療法>
・治療法
薬物療法、まれに電気ショック療法
・用いられる薬物
三環系抗うつ薬(アミトリピチリン、イミプラミン、ノルトリプチリン)
※症状により、抗不安薬など他の薬を併用
三環系抗うつ薬は、うつ病の原因となる、神経伝達物質の不足を補う働きをする抗うつ薬です。実際に神経伝達物質を投与するのではなく、体内に神経伝達物質が吸収されるのを防ぐ働きをします。
電気ショック療法は、抗うつ薬があまり効かない場合や副作用が強く出ている場合、患者が自殺の可能性がある場合などに行われることがあります。抗うつ薬の開発により、その頻度は少なくなってきています。
<双極型躁うつ病の治療法>
▽うつ病期
単極型うつ病に準じ、抗うつ薬を主として治療
▽躁病期
・治療法:薬物療法
・用いられる薬物
向精神薬(ブチロフェノン系薬剤、フェノチアジン系薬剤)、炭酸リチウム
向精神薬は精神を沈静化させる働きをします。また、炭酸リチウムは抗躁効果があり再発も防げる
として注目を集めています。
ただし、炭酸リチウムには、血圧低下や不整脈など循環器系の症状や、多尿や排尿困難、腎機能異常などの泌尿器系の症状を表す副作用があるので、腎機能や循環器系に障害のある人は服用できません。
この他にも吐き気、腹痛、発疹、皮膚のかゆみ、肝機能や甲状腺機能に異常をきたす場合もあります。

