季節性感情障害とは
季節性感情障害とは、季節によって周期的に症状の波が出るうつ病です。
冬の間はうつ状態になり、夏に向かうにつれて症状が回復するといったようなものです。
随伴症状としては過眠や過食、体重増加などが挙げます。
季節性感情障害がどのような病気か、その治療法や特徴からチェックしてみましょう。
季節性感情障害の治療には、2500から3000ルクス(蛍光灯の光は約500ルクス)という強い光を朝と晩に3時間前後見続けるという「高照度光照射療法」が用いられます。
われわれの生活の中で最も身近な光は太陽光です。人は太陽光がある昼間に活動し、太陽が沈んでいる夜間に睡眠をとるという生活リズムで暮しています。
高照度光照射療法で症状が改善することから、季節性感情障害には太陽光が関係しており、生活リズムの乱れが影響するのではないかと考えられています。2500から3000ルクスという明るさは、日の出1時間後の太陽光とほぼ同等のものです。
人間が元来持つ、太陽と密接に関係した生活リズムは、昼間と夜間の境目がほとんどない現代においては保つのが難しくなっています。
昼夜逆転労働や、過労・夜更かしによる極端な睡眠不足、不規則な食事の摂取など、普段から意識して生活習慣をチェックすることが、心の病を防ぐうえで大事なことと言えるでしょう。
また、季節性感情障害の特徴として、家族に何らかの感情障害を持つ人に発症しやすいということがあります。地理的な関連もあり、北の土地に行くほど発症率が高いのです。

