躁状態の症状
躁うつ病では、躁状態またはうつ状態が起こっている時期が、中間期(正常な状態の時期)を経由しながら周期的に繰り返されます。躁状態とうつ状態はそれぞれ数週間~数ヶ月の期間続きます。
この一定期間持続する病状を「病相(びょうそう)」といいます。
躁うつ病の場合、一般的には躁病相とうつ病相が交互に繰り返されますが、2つの病相が部分的に混ざった状態になることもあります。
躁病相では、本人は爽快感、快活な気分を持ち病気の自覚はありません。うつ病とは違い自殺企図の傾向もなく一見問題がないようにも思えますが、周囲の人とのトラブルや社会的な問題が発生することがあります。
エネルギーに満ち、活動意欲が高まるので睡眠時間が短くなりますが、食欲や性欲が旺盛になるなど本人は病気の自覚がないので不調を訴えることもありません。近くの人間がチェックやケアをしていく必要があります。
躁病に具体的にどのような身体症状や精神状態が見られるのか、チェックしてみましょう。
■躁病の主な身体症状
-睡眠
短時間
-生理的欲求
食欲が旺盛になる、性欲が旺盛になる
-自律神経系
健康、強いて挙げれば多尿
■躁病の主な精神状態
-感情
エネルギーにあふれる、爽快感、高揚する
愉快、何事にも興味や関心を持つ
落ち着かない、刺激的、攻撃的で怒りやすい
自信過剰になる、優越感を抱く、楽観的になる
-思考
自分は何でもできるというような誇大妄想
思考や連想は速いが揮発的、観念が錯綜、軽率、判断の欠如
-行動
よくしゃべる、行動が活発になる、不穏、他人への干渉や命令行為が増える
行動が伴わない計画、過剰な出費、乱暴、興奮、社会的逸脱行為

