躁病の症状チェック
躁うつ病は、気分が高揚した状態が続く「躁(そう)状態」と、気分が落ち込んだ状態が特徴の「うつ状態」が出現する病気です。このうち、「躁状態」いわゆる「躁病」は、本人は快活な気分であり病気の自覚はありません。うつ病とは違い自殺企図の傾向もなく一見問題がないようにも思えますが、周囲の人とのトラブルや社会的な問題が発生することが多いのが特徴です。
エネルギーに満ち、無計画な事業を始めた結果多大な負債を抱えてしまうというようなことも考えられますし、知人に手当たり次第電話を掛けたりすることもあります。
以上から、症状によっては入院させた方がよいこともあります。ただしこの場合、本人に病気の自覚がないので、近くの人間がチェックやケアをしていく必要があります。
躁病に具体的にどのような身体症状や精神状態が見られるのか、チェックします。
■躁病の主な身体症状
-睡眠
ぐっすり眠る、短時間
-生理的欲求
食欲が旺盛になる、性欲が旺盛になる
-自律神経系
健康、強いて挙げれば多尿
■躁病の主な精神状態
-感情
エネルギーにあふれる、陽気になる、高揚する
愉快、何事にも興味や関心を持つ
落ち着かない、刺激的、攻撃的で怒りやすい
自信過剰になる、優越感を抱く、楽観的になる
-思考
自分は何でもできるというような誇大妄想
思考や連想は速いが揮発的、観念が錯綜、軽率、判断の欠如
自分は健康であると考える(健康感)
-行動
よくしゃべる、行動が活発になる、不穏、他人への干渉や命令行為が増える
行動が伴わない計画、過剰な出費、乱暴、興奮、社会的逸脱行為

