躁うつ病とは
躁うつ病(そううつびょう)は、気分が高揚した状態が続く「躁(そう)状態」と、不安や食欲低下、不眠症など気分が落ち込んだ状態が特徴の「うつ状態」が見られる精神疾患です。
躁うつ病のチェック
躁うつ病かどうかをチェックする際には、「鑑別診断」という診断を行います。これは躁状態やうつ状態の原因が、他の脳の障害や身体の病気に由来するものではないかを判別するものです。
また、躁うつ病では身体的な症状で病状をチェックすることができないので、患者へのヒアリングや精神症状の観察により判断します。
躁うつ病の経過と再発
躁うつ病には単極型、双極型があります。単極型は、躁状態とうつ状態のいずれかの症状を持つ型です。双極型は、躁状態とうつ状態の両方の症状を持つ型です。単極型には「単極型うつ病」「単極型躁病」があります。「双極型うつ病」にも、その病状には2種類あります。
「単極型うつ病」は、うつ状態と中間期(正常な期間)を一定期間の周期で行ったり来たりします。
「単極型躁病」は、躁状態と中間期(正常な期間)を一定期間の周期で行ったり来たりします。
「双極型躁うつ病」は、躁状態とうつ状態を一定期間の周期で行ったり来たりしますが、このとき、間に中間期(正常な期間)を経由する場合と、中間期を経由せず躁状態から直接うつ状態へ(その逆も同様)移行する場合があります。
躁状態とうつ状態はそれぞれ数週間~数ヶ月の期間続き、この期間は人によってさまざまです。
一般的に、双極型に比べ、単極型の方がその後の経過は良いです。
躁うつ病は治療すれば、程度の大小はありますが、快方に向かいます。ただ再発するケースも多く、治ったと思っても常に気を抜けない病気と言えます。
また、内因性(遺伝的な要素が原因の一つ)の病気ですが、病気が治まれば健康な人と変わらず日常生活を送ることができます。

